ソウルダンスの基礎を身につけるための3つのポイント

ソウルダンスと聞いても、明確なイメージがわかない方や、あまり興味がもてないという方は少なくないかもしれません。しかし、ソウルダンスはおなじみのヒップホップの基礎にも通じるダンスですから、ダンスを学んでいる方は知っておくとどこかで役に立つかもしれません。

ここでは、そんなソウルダンスの概要や基礎を身につけるためのポイントをおさえておきましょう。

 

 

ソウルダンスはソウルミュージックのリズムに合わせて踊るダンスの総称

ソウルダンスとは、ソウルミュージックのリズムに合わせて踊るダンスの総称で、ノリに重きをおいた皆が楽しめるダンスです。ソウルミュージックはR&Bともよばれ、代表的なミュージシャンとしては「ジェームス・ブラウン」や「ルーファス・トーマス」、「ジャクソン5」などが挙げられます。

ソウルダンスの発祥は、1970年頃にアメリカで放送されていたテレビ番組「SOUL TRAIN」がもと。番組内で「SOUL TRAIN DANCERS」が踊っていたダンスがソウルダンスとよばれるようになり、日本でも大きな話題となりました。

また、日本のディスコで独自にアレンジされた要素やステップがあるため、本場のソウルダンスと日本のスタイルでは、少なからず違いがあります。また、「和製ソウルダンス」というジャンルもあり、少し複雑になっています。

本場のアメリカで踊られていたソウルダンスは、今では「オールドスクール」に分類され、「ニュースクール」へと引き継がれています。

ソウルダンスは一時代を制覇し、その後に生まれるダンスの基となっている部分がたくさんあります。ニュースクールとして認知されているダンスのジャンルは「ヒップホップ」。ソウルダンスはヒップホップの基礎に通じているのです。

ソウルダンスには、あらゆるブラック系ダンスの基本といえるほど、様々な要素が詰まっています。他のブラック系ダンスを踊る場合でも、ソウルダンスが踊れるか否かで少なからず差が出るでしょう。

 

 

ソウルダンスの基礎を身につけるための3つのポイント

ここからは、ソウルダンスの基礎を身につけるためのポイントをご紹介します。

ソウルダンスの基礎を身につけるための3つのポイント,ダンススクールTOKYO STEPS ARTSのコラム写真2

1. ソウルミュージックを聴いて慣れることから始める

ソウルダンスのステップはノリが重要で、全身を使うことがほとんど。ステップ単体をみれば単調な動きが多いため、真似をするには他のダンスと比べ難易度は高くないといえます。

初心者はソウルミュージックを聴いて、ソウルのリズムをつかむことから始めるとよいでしょう。ソウルミュージックには独特の流れがあります。まずはソウルミュージックに慣れてノリを自分のものにしましょう。

 

 

●代表的なソウルミュージックアーティスト

1.ジェームス・ブラウン

 

2.マーヴィン・ゲイ

 

3.レイ・チャールズ

 

4.アレサ・フランクリン

 

 

2. 実際に音楽にあわせてソウルダンスを踊る

実際にソウルダンスを踊るには、リズムに合わせてステップを組み合わせていきます。または、音楽のノリに合わせて踊ります。

ソウルダンスはプロのダンサーによるパフォーマンスというより、ソウルミュージックのリズムにノってダンスを楽しむことが重要。そのため、ステップをあまり知らなくても、ソウルダンスを踊ることはできます。

 

SOUL TRAIN1

 

SOUL TRAIN2

 

 

3. 自由に踊れるよう多種多様なステップを身につける

ソウルダンスのステップには、乗馬を表現した「ホース」やバスの運転手を模した「バスストップ」などのほか、動物の動きが由来の「ペンギン」「チキン」「モンキー」など、たくさんの種類があります。

本場アメリカのソウルダンスと日本のそれとは多少の違いがあるものの、ソウルミュージックに合わせてダンスをする点は共通。ソウルダンスを踊るには、ステップを自分でつなぎながら組み立てるフリースタイルや、決まった振り付けで踊るパターンがあります。今ではフリーで独創的に踊ることが主流となっているので、様々なステップを身につけておくとよいでしょう。

 

 

ソウルダンスの練習は初心者でもすぐに始められる!

ソウルダンスで重要なのは、ソウル独自のノリです。ステップを覚えることも大切ですが、何よりもソウルミュージックを聴いて、独自のリズムを感じられるようになりましょう。ソウルダンスの基礎は、ダンススクールやインターネットの動画で練習できます。ソウルダンスを始めるのに高いハードルはありません。今日からでも練習できるので、自分に合った方法でソウルダンスを極めましょう。