猫背とダンスの関係性

猫背とダンスの関係性

ダンスが上手になる要素として、バランス能力は外せません。
そして、猫背を治すだけでもバランス力は高まります。
おそらく上手なダンサーで猫背の方はいないハズです。

ストリート系のダンスは、一見、姿勢が悪いように見えますが、
自分の重心や身体を柔らかく使うため、猫背のように見えているだけなのです。

特にジャズダンスの場合、猫背だと重心がズレやすく、体の手足を大きく伸ばしたりするのも難しくなります。その結果、みっともないダンスになります。
また、背中が曲がっていると、どうしても体も小さく見えるし、舞台上で空間をうまく使うことが出来ません。
さらに、ターンやジャンプでも、ボディコントロールが非常に悪くなります。
何より、立ち姿勢や私生活でもだらしない印象を与えてしまいます。

 

▼真っ直ぐな姿勢を作る、簡単な練習方法!!

①大きく“ググーッ”と、背伸びする。
リラックスして立った状態で頭上で軽く手を組み
グーッと大きく背伸びします。
イメージとしては、疲れたときや朝起きたときに両手を組んで上に伸ばすようなポーズです。
身体を反らさずに、足、腰、肩、頭、手が一直線で糸で引っ張られているかのように、
真っ直ぐ上に伸ばしましょう。
かかとを上げて、大きく、上へ、上へ、どんどん成長するヒマワリの様なイメージを持ちましょう。
この時の呼吸は、あくまで自然体でいましょう。

 

②手と肩だけ、スッと下に降ろす。
大きく伸びて「もうこれ以上伸びないぞ」というところまで伸ばしたら
上に伸びきった状態から、腕(手)と肩だけスッと下におろします。
腕と手以外は、上に引っ張られた意識のままです。

――これだけで、スマートな姿勢になれているハズです。
熟練バレエダンサーの様な美しい姿勢とまではいきませんが、これだけでも背筋を矯正できます。
本当に真っ直ぐな姿勢を作ろうとなると、まずは「真っ直ぐな背中」を意識する必要があるので
足先、体、肘、膝、多くの部位を意識することが大切です。

重心は身体の真中に存在するので、体が真っ直ぐになると
この重心をより意識しやすくなります。
すると、体も安定し、ターンする時も軸がしっかりします。
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