ミドルスクールというダンス

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ストリートダンスを習っている人なら知っている“ミドルスクール”ですが、これからダンスをはじめたいと思っている方だと「え?ミドルスクール?中級者向け専門のダンススクールかな?
と思ってしまうかもしれませんね。

 

今回は

ミドルスクールというダンスは

どんなものかご紹介していきます

 

 

■ミドルスクールとは

ストリートダンスには、時系列に大きく分けて「OLD SCHOOL(オールドスクール)」と「NEW SCHOOL(ニュースクール)」というのがあり「MIDDLE SCHOOL(ミドルスクール)」は両者の中間に位置します。また、ミドルスクールという言葉は日本のストリートダンス(ヒップホップシーン)独自の造語ですので、海外では通用しません。
ストリートダンス、ヒップホップダンスと一口にいってもジャンルも雰囲気も多種多様で、ミドルスクールの動きやスタイルを具体的に説明する事は難しいですが、特徴的なのが「ダウンの動き」「シャキシャキした動き」「ノリノリな感じ」で、ニュージャックスイングやホーシングと呼ばれる大きな動きのステップダンスを基本としていることでしょうか。

 

 

■1980~1989年あたりにミドルスクールの原石が誕生

1980年代(1980~1989年)、M.C.ハマーやBOBBY BROWN(ボビィ・ブラウン)というダンサーが世界的にブームとなる一方、日本ではZOO(EXILEのリーダーであるHIROやTRFのYU-KIも所属していた)やLL Brothersがニュージャック旋風を巻き起こしていました。打ち込みのビートやノリノリに踊るステップダンスが特徴で、それが「ミドルスクール」への道筋となりました。音楽的に言えば、音質も粗く太いかもしれませんが「とにかく踊れる音
が多いというのが特徴でした。

 

 

■ニュースクールが出来たおかげで「ミドルスクール」と呼ばれるように

1992年以降のストリートダンスは、とにかく大きな動きでニュージャックスイングの軽快な動きをヒップホップの音に合わせていくダンスが主流でした。そして、この辺りから「ニュースクール」という流れが生まれ、「ニュースクール」と「オールドスクール」の中間的な意味合いとして「ミドルスクール」という言葉が意識されだしました。

今回は、ちょっと解りにくいダンスの話題だったかもしれませんが、知識として知っておいて損はありません。「ミドルスクール」を知って、一人でもダンスに興味を持って頂ければ嬉しいです。