ダンスバトルとショーケースの違い

ダンスバトルとショーケースの違い

【ダンスバトルとショーケースの違い】

ダンスを披露する場としては、ダンスバトルとショーケースが広く認識されています。ダンスバトルが、1vs1、もしくはチーム同士でのダンスの優劣により、勝敗を争うことに重点を置いているのに対し、ショーケースは、個人やチームでダンスを披露することで、観覧者を楽しませることに重点を置いていることが違いです。

 

ダンスバトルは、DJが選曲した曲で対峙するダンサーが即興で交互に踊り、より音にあっていたかをジャッジし勝敗を決します。ダンサーから選曲を指定することは基本的にできず、DJが選択した曲に合わせて踊ります。参加するダンサーはあらかじめ曲名が知らされていることはないので、日頃からの練習量や、どれだけ多くの音楽を聞いているかが求められます。曲の雰囲気を素早くつかみ、表現性豊かに踊ることが出来た人が勝利を得ることができます。

 

ダンスバトルは、まだギャングの抗争が激しかった1970年代のアメリカのヒップホップ文化から生まれたストリートダンスとのスタイルで、ギャング同士の抗争をまとめるため、銃撃戦の代わりにダンスによるバトルを用いたのが始まりだと言われています。

 

ショーケースは、個人またはチームでダンスを披露するのが一般的。曲や振り付けは事前に決まっており、ショーケースの前に曲に合わせた振り付けを練習して臨みます。観客をダンスで楽しませるとこに主観を置いています。

日本では東京ディズニーリゾートで行われるパレードのダンスが有名で、華やかな装飾とともに、多数のダンサーが出演します。様々なジャンルのダンスを披露し、来場した観客を魅了します。

これとは別にダンスコンテストという大会もひんぱんに行われます。これは、ショーケースと同じように、個人、チームであらかじめ準備した曲と振付でダンスを披露しますが、最終的にジャッジによって、順位の決定が行われます。

参加者が直接対峙するダンスバトルとも違い、順番にダンスが行われるため、総合的な判断でジャッジされることが中心です。