ダンスの技術をさらに上達させるトレーニング・ピラティス

ダンスの技術をさらに上達させるピラティスダンスの技術を上達させるためには、自分の身体を正しく使うことが大切です。ダンスの振りを覚えるのはもちろん重要な事ですが、そればかりではなく、ときには自分の身体をケアしてあげることも重要。最近、ダンスの技術をさらに上達させるトレーニングとして、ピラティスが注目を浴びています。

 

 

●ピラティスがダンス上達に与える影響

 

○インナーマッスルを鍛えるピラティス

一般のウエイトトレーニングとは違い、ピラティスは身体の奥深くにある細く長い筋肉を伸ばして強化していきます。これにより、しなやかな身体が作られるようになりダンス上達へ役立ちます。インナーマッスルが鍛えられた身体は、持久力も持つようになり、ダンス上達への近道です。

 

 

○体の軸を鍛えるピラティス

ダンスは体幹が重要と言われていますが、具体的に体幹とはどこのことなのでしょう。それは、頭・腕・足以外の胴体の部分。つまり身体を支える土台のことを体幹と呼んでいます。ここがしっかりしていると回転するとき身体の中心が安定しますし、ピラティスを行うことで回転中のバランスもしっかりしてダンス上達へ導きます。

 

 

○怪我をしにくくなるピラティス

ダンスで怪我をしやすいのは、衝撃をうけることが多い足首、ひざ、腰です。事前にピラティスで正しい筋肉の使い方を習っておけば、正しい筋肉の使い方を覚えて怪我を減らすことができます。また、万一怪我をしたとしても傷みや故障を軽減する効果があります。ピラティスはリハビリとしての効果もあるので、回復力も強化されます。

 

 

○骨格を鍛えるピラティス

骨盤や背骨の位置はダンス上達に影響を及ぼします。ピラティスで骨盤や背骨を正しい位置に保つようにすれば筋肉のバランスがよくなりダンスのパフォーマンスに良い影響を与えます。今までできなかったようなダイナミックなパフォーマンスができるようになり、ダンスが上達していきます。

 

 

○心を鍛えるピラティス

ダンスは自分を表現するもの、心と体が調和されていないと駄目です。ピラティスで身体のしなやかさ、しなやかさを保つトレーニングをし、インナーマッスル強化、けがもしにくい。精神的に余裕ができるので素晴らしいパフォーマンスを生み出し、ダンス上達へ導きえます。

 

ピラティスの考案者ジョセフ・ピラティス氏は、ニューヨークのスタジオを開設した時にまずダンススタジオでピラティスを教えたそうです。当時ニューヨークはダンスブームの真っ只中、すぐに多くの優れたダンサーがピラティスを取り入れ、ダンス上達を目指すようになりました。

 

ピラティスはダンスを上達させるための身体作りに最適なエクササイズなのです。